のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

努力すること自体に価値があることに気付く作品

 こんばんは。takaです。ようやく今週が終わり、「助かった・・」と息を撫でおろしています。もう眠くて眠くて頭が全然回らないのでキツかったもので。若いからって寝なくて大丈夫なんて嘘ですね。今日は平日より少し長く寝たいです。


神楽坂愛里の実験ノート (光文社キャラ文庫)

 今回は、光文社キャラ文庫の作品、「神楽坂愛里の実験ノート」を読んだ感想を述べていきたいと思います。今週は通勤の電車内でこの本を読んでいました。今日昼休みに本屋に言ったら2冊目が発売されていました。


神楽坂愛里の実験ノート2 リケジョの帰郷と七不思議 (光文社キャラ文庫)

 

時間が無かったのでパラパラとめくっていると、新キャラが出てくるみたいで。続きが見たかったので買いました。

ストーリー

 この作品の主人公である神楽坂愛里は、農業をやっている田舎育ちですが、この狭いフィールドで終わるのは嫌だと周りと一緒に遊んだりせず、ずっと勉学に励んでいました。そして、農業に関連するからと反対する周りを説得して、最高峰の東央大学の農学部に入学し、現在は大学院生になってノーベル賞を受賞することを目指して研究に励む日々を送っていますが、思うような結果が出ず、壁にぶつかっています。そんな最中で、彼女の周りで事件が起き、彼女が勉学で培った科学に関する知識を用いて解決していく物語です。これに関しては「ガリレオ」と似ているかなと思います。

努力の意味

 彼女は、生まれつきの天才という訳ではなく、これまで努力して結果を出してきました。私的にはこの作品で出てくる東央大学は現実の世界でいう東京大学だと思うので、その大学の入試を軽くあしらえる時点で普通に「いや、すごいだろこの人」と思っていますけど。私は小学4年から5年まで不登校になって、それ以来遊んでばかりで勉強は全くせず。将来のことなんて全然考えておらず、今が楽しければそれで良いやと思って毎日を過ごしていました。授業中も基本的に話を聞いていませんでした。だから授業の内容なんて全く分からず、大人になって平均点は取れるようにしておけば良かったかなと思いました。ただ、好きな歌はアカペラで歌えたり、中央線や埼京線等、自分がよく利用する鉄道の路線の駅名は全部言えるので記憶力自体は低くはないと思いますけど。

 そして、今現在では仕事で嫌なことがあったので、実力をつけて上司を黙らせて、自分の前にひれ伏させるべく努力をすることを始めました。

 しかし、プロ野球OBの野村克也氏はよく著書で、「間違った努力は意味が無い」と言っていますし、ダルビッシュ投手もツイッターで、「練習は嘘をつかないというけど、頭を使って練習しないと普通に嘘をつく」と言っています。この言葉を聞いてから、何が正しくて、何が間違った努力なのか分からなくなりました。努力には即効性が無いのでこれが間違っているのか、正しいのかが分からず、頭が混乱してしまっていました。そんな中で作中にて、彼女は「努力は決して無駄にはならない」と言っている所を見て、この言葉を、元々欲しい結果が得られずとも、それが違った形で実を結ぶこともある。何より、努力をしたということに意味があるというのだと思うようになり、気分がスッキリしました。

感想

 この本は、大切なのは結果ではなくプロセスであることを認識させてくれます。なので努力しているけど伸び悩んでいたりしている人は読むと良いかなと思います。リケジョが好きな人にも良いと思いますし、理系が好きな人が読んでも良いと思います。私は理系に興味があるのでこの本を購入しました。

 

 今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。

 最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。