「スタンフォードの自分を変える教室」を読んだ感想
本の内容
この本の内容は、この世界にありふれている数々の誘惑。例えば、東京都心です。池袋や新宿、原宿、渋谷の駅の周りの建物等の光景を思い浮かべると分かりやすいでしょうか。種類が豊富で色々なものが売っているデパート等がありますから。
その色々な場所で出てくる数えきれない誘惑に対して自分の心にどんどん湧いてくる「あれが欲しい」、「あれが食べたい」といった物欲、食欲等といった欲望とどう向き合えば良いのか、そのことについて人間の脳の特徴等も踏まえた上で書かれています。
誘惑に負けた行動を取ったことで未来の自分はどうなるのかを想像してみる
この本の中で誘惑に勝つための一例として、今誘惑に負けた結果訪れる未来を想像するというものがあります。娯楽等の誘惑に負けて受験勉強をしなかった結果、志望校に落ちてしまった未来等ですね。
例えば私は、本当はケーキ等のスイーツが好きなのですが、ショートケーキ1個だけだと物足りなさすぎてイライラし、7,8個食べないと気が済みません。さすがにこれは食べ過ぎで、太ってしまうと思うので、ケーキを多く食べたことによって肥満体系になった自分の姿を想像し、太ったら動きにくくなる、呼吸がし辛くなる、がん、脳卒中等の生活習慣病にかかるリスクが高まる、早死にするというマイナスな結果を思い浮かべてケーキ屋を見ても買うのを止めようという気持ちにさせます。他にも、映画を観る時に1800円という安くない映画料金に加えてポップコーンを買うとなると大きな出費になるし、水分も欲しくなって飲み物も買ってしまうと思ってポップコーンを買わないようにしたりしています。食べる時も少ない量で食欲を満たすために味わってよく噛むことを意識しています。
このように、マイナスな未来を想像することによって、誘惑に負けず、思い留まることが出来るようになります。そして、プラスな行動を取ろうという意識が芽生えます。
この本を読むことで、自分にとってマイナスになる欲望と向き合い、それらをしないという選択がしやすくなる
この本の内容では、自分にとって絶対に必要という訳ではない、という類の誘惑を断ち切る気持ちが出てきます。なので、ダイエットしたいけど続かない人、カードで必要でないものをよく買ってしまって無駄遣いが多く、出費がかさんでいる人が読むとお金の使用を控えるようになるなど、マイナスな行動を取るのは止めようという気持ちになっていきます。この本では誘惑に負けるということをマイナスイメージとして捉えているのでなおさら効果があると思います。なので欲望に打ち勝って自分をもっといい方向に変えたいと思っているのであればこの本は非常にお勧めです。
あと、お金はどんどん使うべきという見方もありますが、この言葉の意味は、必要なものに対して惜しまずどんどん使うべきだと言っているのであって、必要でないものに対してどんどん使えという訳ではないのだと思いました。
今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。