【書評】タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)
どうも。takaです。今回はこちら、「タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)」についての感想を書いていきたいと思います。
内容
「この先地球ではどんな未来が待っているのか?」
タイムマシンを発明し、八十万年後の世界に行って戻ってきた時間旅行家が語る、衰退した地球の文明を描き出した不朽のSF古典です。
その他放つ光が場所によって異なる水晶について描かれた「水晶の卵」、服用するとものすごい行動が速くなる薬「新加速剤」といった話、全9篇収録されています。
タイムスリップは可能になるのか?
自分は小学生の頃、「ドラえもん」の影響でタイムトラベルに憧れ、自己紹介で「欲しい物は何か?」の欄にタイムマシンと書いていました。
歴史の教科書を見て過去を知るだけでは満足出来ず、過去に行って生の徳川家康とか、昔の暮らしをこの目で見たいと思っていました。
今はそれに加えて自分が小さかった頃の時代に戻って、その時流行っていた文化にまた触れたいという願望を持つようになりました。スーパーファミコンとか、ポケモン、ゲームボーイ、通信ケーブルとか、あと、当時気に入らなかった同級生や通学班の先輩に報復したりとか……
そしてタイムスリップは可能になるのか調べるようになり、可能だという意見も見たのですが、開発される前の時代には戻れないというデメリットがありました。
ショック……
「未来の人間が来ていないのだから不可能」という意見は、外で見る自分以外の人達はどこに住んでいるのか、名前すら知らない人達なので、混じっていたりするんじゃないかと思っています(笑)。
好奇心が人を動かす
各物語の中で登場する中心的な人物は、みんな好奇心旺盛で、自分が知りたいと思っていることについて徹底的に色々試したりしています。
自分が観たいと思っている映画のネタバレにもついつい手を出してしまうように、好奇心というのは人を洗脳してしまうほど強力で、人は自分が知りたいと思ったらどうしても動いてしまうのです。
そして、もし仮に時間旅行が出来るなら、たとえ未来の世界は年金がもらえない時代(実際年金は簡単にもらえなくなるような仕組みではない)等、自分が大分歳を取った後の世界が暗い未来であったとしても、見たいし、知りたいです。
この作品は、SFが好きな人は目を奪われます。科学は素晴らしいです。