どうも。takaです。今回は、「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉として有名な「死亡フラグが立ちました!」を書いた七尾与史氏の作品、「東京プレデターズ チャンネル登録お願いします!」の感想を書いていきます。
東京プレデターズ チャンネル登録お願いします! (ハルキ文庫) [ 七尾与史 ]
ストーリー
怪獣映画の製作を夢見ながら生活していた須山民夫が、懸賞サイトで小型アクションカメラを当てたことで、大学の先輩である阿知良サトシにネオチューブの道に強引に引っ張られ、同じく巻き込まれた森元蘭子と共にネオチューブの広告収入でお金を稼ぎ、撮りたかった怪獣映画の製作費を捻出するために動画配信チーム「東京プレデターズ」を結成します。
そしてバズって一気に有名になるために、誰もが目を引くであろう東京の奥羅摩にある廃墟ホテルで起きた有名ネオチューバーが起こした殺人事件の真相を突き止めていく物語です。
情報を新しくしていかないとチャンスを逃す
以前ホリエモンが「寿司職人が何年も修行するのはバカ」という発言をしていましたが、その理由は、昔は寿司の握り方は職人の専売特許であったものの、現在では鮨を握るための技術は専門学校で学ぶことが出来るので選択肢が増えたからというものです。
要は「時代の文化や環境は常に変わっていくもの。だからそれを見極めて行動すべき」なのかなと思います。
確かに、YouTubeを使えば、芸能人でなくても有名になることも出来るし、時代が変わりましたね。
この物語に出てくるアチラ先輩も色々情報を仕入れているようで、同じようなことを二人に言っています。この先の医療の未来等……
今のそれぞれに置かれた境遇の負の側面を指摘し、納得させます。そしてこれは実際に現実でも起こりそうな内容なので無視出来ませんでした。
古い情報はほとんど役に立たないし、新しい情報もすぐに古くなる。だから、何かしたいことがあるならば行動しつつ情報を入れ続けることも忘れずに行うべきなのだと感じました。
そして、国に頼らず、自分の身は自分で守れるようにしないと後々困るのだと思いました。
この作品はYouTubeに触れていると親しみやすい作品なので、YouTubeが好きな人にお勧めです。
また、YouTubeの仕組み等があまり分からない人でもどういうものなのか分かってくると思うので読んでみると良いと思います。