のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

【書評】孫子

 どうも。takaです。今回は岩波文庫の「孫子」を読んでみて思ったことを話していきます!!

 


新訂 孫子 (岩波文庫)

 

古典を読むきっかけ

「孫子」を読んでみようと思ったきっかけとしては、野村克也氏が著書で野球における試合での戦い方について孫子の兵法に例えて言っていたのを見たことと、中国古典などの本を貪るように読んだと言っていたことです。

 

 これを真似して自分も読んで古くから受け継がれている思想を自分のものにしようと思いました。漢文は読めなかったのですが古文は多少読め、現代語訳がついていたのが幸いです。

 

 古典は、何百年、何千年もの深い歴史があります。そして、古典の影響力は今の時代でも廃れることなく続いています。なので古典を読むと古くから現在まで通ずる思想などが書かれていて、古典を読めば非常に深い教養が手に入る。そんな気持ちがしました。

古典は難しい

 しかし、色々な状況に応じての戦い方などが書いてあるものの、それを今自分のやっていることにどうつなげれば良いのか、どう関係するのか分からず、悩みました。

 しかし、最近読み返してある文が目に入りました。

 

 十なれば則ちこれを囲み、五なれば則ちこれを攻め、倍すれば則ちこれを分かち、敵すれば則ち能くこれと戦い、少なければ則ち能くこれを逃れ、̪若かざれば則ち能くこれを避く。故に小敵の堅は大敵の擒なり。

 

 現代語に訳すと、そこで、戦争の原則としては、(身方の軍勢が)十倍であれば敵軍を包囲し、五倍であれば敵軍を攻撃し、倍であれば敵軍を分裂させ、ひとしければ努力して戦い、少なければ何とか退却し、力が及ばなければ上手く隠れる。だから小勢なのに強気ばかりでいるのは、大部隊のとりこになるだけである。になります。

 

 これを自分が好きでやる麻雀に例えると、中盤を過ぎてアガれないと判断したらアガるのは諦め、相手に振り込まないように牌を切っていく。無理をしてアガろうとすると相手に振り込んでしまう確率が高くなって損をするだけだと解釈しました。

古典を読んで

 ふと思いついたことなんですが、自分でもこの関連付けは自信があります。他のものも関連付けを意識して読む気が湧いてきました。古典は読むのが難しいですけど、読んで理解出来れば今よりもっと自分の考えや視野が深くなっていくと思います。なので何とか読めるようにしていきたいです。

 

 古典は優れた結果を出すビジネスマン、有名人も読んでいるものなので、効果がある書物です。


新訂 孫子 (岩波文庫)