のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

「速読」の正体

 どうも。takaです。今回の記事では速読や熟読といった本の読み方について話していきます。


読書の技法

本の内容

 月平均300冊以上読む程の読書家である元外交官の佐藤優氏が語る本の読み方について書かれています。佐藤氏がどのようにして本を読んでいるのかが書かれているので、スッと入って来やすいです。書斎も描かれているのですが、複数ある上に量も本当に多いです。

速読のやり方

 この本には、速読について語られる部分があります。読みたい本がいっぱいあるけど時間にあまり余裕のない人にとっては、速読出来るようになりたいという思いが強いと思います。

 しかし、この本で語られる速読というのは、基礎知識が備わっているから読まなくても分かる部分が出てきて、なので分かっている箇所を飛ばし読みすることが出来るといったもので、一目でページ全体を見つめて記憶するという方法ではありません。

 目でサッと見てページをめくる読み方では、読み終わるスピードは速くても頭に入って来ません。これでは時間を掛けてゆっくり読む熟読と大して大きな差は無く、結局また読むことになるので、身に付けても仕方がありません。

学ぶことは時間がかかるもの

 ホリエモンは自分の著書で、本を読むことは時間がかかるしコストパフォーマンスも良くないと本を読むことに関してマイナスな意見を述べている時がありますが、ホリエモン等は基礎知識を持っているから本を読むことに時間をかける必要が無いのであって、基礎知識が無い人が真似をしてはいけません。ネットで学ぶという考えも、ネットには嘘の情報も入っているので取捨選択は難しいです。

 その点本は編集、校閲等の過程で作られているので信頼度は高いです。短時間で学習出来るなんていう話は無いと諦め、何かを学ぶというのは時間がかかるものだと割り切り、多少大変であっても知識を身に付けたいのであれば熟読し、時間を掛けて学ぼうという意欲を持つことをお勧めします。

 そして、基礎知識が身に付いて省略できる部分が増えたとしても、決して速読が熟読を上回ることはありません。

 なので速読は喉から手が出る程欲しがるものではありません。なので速読への執着は捨てる。時間が無いのであれば通勤時間等の隙間時間を使ってじっくり読んで下さい。何事も急がず、時間がかかるものだと受け入れて取り組むしかないのです。

 この本は、読めば速読しようという思いを綺麗サッパリ捨てることが出来ますので、他の人の本の読み方と色々比較して混乱している時に読むと良いと思います。

 

 本は自分が読みたいから読む。小説も物語に触れることの方が大事です。だから他人に自分の読み方を否定されても気にしないのが一番です。

 

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