のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

【書評】「仕事と心の流儀 」

  どうも。takaです。今回は、こちら、「仕事と心の流儀 (講談社現代新書)」の感想について話していきます。


仕事と心の流儀 (講談社現代新書)

 

本の内容

 早稲田大学特命教授、グローバルビジネス学会会長を務めている丹羽宇一郎氏が、自分がまだ若かった頃どんな考えで仕事に取り組んでいたのか、どのような生活を送っていたのか、ニューヨークに駐在していた頃等も踏まえて書かれています。

仕事は修行

 この本の表紙に書いてある「つらい仕事ほど、人を成長させる」の通りです。仕事はお金や生活のためにやることですが、そのためにやっていると平日、特に月曜日。心が鬱状態になり、仕事が辛くなるだけかなと思います。実際私も月曜日は体がキツくて嫌です。

 そう考えるとその時間があまり効率が良いとは感じることが出来ず、どうせやるなら仕事に使う時間も有意義に使いたい。

 やらなければいけないのであればやる気が出る発想に切り替えるようにしています。 

 一つの仕事を覚えることによって自分の魅力や能力が上がって職場で異性にモテるようになった自分や、上司に自分がいなければ困ると言われるほど信頼されるようになる自分を想像する。

 そうすることによってお金のため、生活のための他にやる目的が増え、鬱になりやすい月曜日でも「よし、今週もやるぞ!!」と気合を入れられるかなと思います。他にもゲームが好きな人であれば、RPGゲームで、主人公が自分。難しい案件がボス。ルーチンワークが雑魚敵と置き換え、ストーリー攻略とか自分のレベル上げに例えると良いかもと思います。

自分の仕事に自信が無いから仕事が嫌で、出勤したくないと思う気持ちにつながる

 私が仕事を通じて感じた経験なのですが、出勤したくないと思う原因は、自分の能力に対する自信の無さから来ているのだと思います。「今日も上司に怒られるのが怖い」、「周りの足を引っ張ってしまうかもしれない」「外野からああだこうだ言われるのが腹立つ」等です。

 私の勤務形式は、客先常駐なのですが、現場が変わるごとに周りの態度や方針が違ったり、仕事内容もガラリと変わるので基本的に1から覚えなければならず、しかも自分で解決するのが難しい問題に直面することが多いので、「これだとすぐに切られてしまう」という気持ちに陥ってしまい、出勤するのが辛いなと思います。なので少しでもストレスを和らげようとして、「やったことが無いことに取り組むことによって引き出しが増える」と考えて取り組んでいます。

努力を怠ると・・・

 人間はどんどん歳を取っていき、それに伴って新しく入ってくる後輩が出てくる。なので努力を怠ってしまうと、自分の仕事はAIに取られる前に他人に取られてしまいます。そうなると自分は会社にとって不良債権と見なされ、それこそ目の前が真っ暗になります。だから、そうならないように色々仕事に対応出来るようになったり、特定の分野のエキスパートにならないと不安は取っ払えないかなと思いました。

 特に仕事に慣れるまでは休日も仕事のことから離れるのは精神的にも良くないと思います。

 

 なので、努力はしないといけないですね。努力して出来なかったことが出来るようになれば、仕事に対する不安やストレスが減り、月曜日の辛さも減ると思います。仕事をしっかりこなせるようになれば、自ずと心も落ち着き、それにつれて私生活とのメリハリも付いて、人生も良い方向に向かっていくのだとこの本を見て思いました。