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メンタリストDaiGo氏の「無理なく限界を突破するための心理学 突破力」の感想

 どうも。takaです。今回の記事では、メンタリストDaiGo氏の「無理なく限界を突破するための心理学 突破力」について書いていきます。

 


無理なく限界を突破するための心理学 突破力

 

限界を超えれば伸びるは嘘

 「人間、頑張ればどんなことでも出来るようになる」、「出来ないのは自分の努力不足」等の言葉を考えたり、言われたりした経験はございませんか?

 これは嘘です。人間は努力の他に遺伝、周りの環境等、色々な要素によって左右されます。能力にしても、全ての環境でフルに使える訳でもなく、有能な人間が環境が変われば無能な人間と見なされてしまうこともあります。元プロ野球選手の落合博満氏も、「ロッテという自分の好きにさせてくれる球団に入ったから三冠王を獲れるまでの選手になった。もし巨人に入っていたら大成しなかったかもしれない」というような発言を述べています。アイドルにしても、デビューしてもブレイクするとは限らず、ある番組に出たことで注目を集めるようになって徐々に人気が上がっていくというパターンもあります。

 もし上司にコミュニケーションが取れないことを咎められたとしても、それは遺伝的な要素もあるかもしれません。「自分も昔は人と話すことが苦手だったけど今は普通に話せるようになったんだから、努力すれば出来るようになる」と言われたとしても、それはその人の元々の資質や環境が影響していて、そこに気付いていないために本人は努力をした成果だと思い込んでいる可能性もあります。

 この本では、何でも努力をして限界を突破するのではなく、努力をするにしても、自分の心理的な負担をいかに減らして物事に取り組んでいくのかについて書かれています。

物事を細分化して考える

 負担を減らすにはどうすれば良いか?それは取り組むことに対して細かく考えることです。

 例えば、入試、資格試験に向けて勉強に取り組むのであれば、「現状を確認するために過去問を解く」「この分野が不安だから固めておく」というように考えれば、何でも取り組まないといけないというパニック状態に陥ることなく冷静になって、心理的負荷も少なく出来ます。

 体調が優れない時は「睡眠時間は何時間か?」「ケーキやジャンクフード等の体に良くない食べ物をどのくらい摂っているか?」「最近運動をしているか」等、自分の生活を振り返ってみると原因が見つかりやすくなります。

言い訳を並べて現状を維持するのは危険

 仕事で、「徹夜ばかりで体が辛いから辞めたいけど、辞めたら収入が入って来なくなるから辞めるに辞められない」と、理由を付けて結局現状維持のままにするのはリスクが高いです。

 現状維持のままでいると、状況は変わらないままで、どんどん心理的負荷が増えていき、悪い方向に進んでいきます。

 なかなか内定が取れずに何社も受けた経験がある人の場合、転職活動をするにしても内定を取るのにすごく時間がかかるんじゃないかという不安も原因の1つだと思います。

 今の環境が嫌だから変えたいと思った時、ストレスを抱えずに生きるためには、自分がやってみようと思ったことにチャレンジすることです。自分から動くことでしか自分の状況は変わりません。

 

 この本は、自分が今抱えている悩みの改善にとても参考になるのでぜひ読んでみて下さい。


無理なく限界を突破するための心理学 突破力

 

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