のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

ベストセラー本、「好きなこと」だけして生きていく。ガマンが人生を閉じ込める を読んだ感想


「好きなこと」だけして生きていく。 ガマンが人生を閉じ込める (PHP文庫)

本の内容

 性格リフォーム心理カウンセラーである心屋仁之助氏が、毎日嫌々働いているサラリーマンが憧れる状況、「好きなことをして生きていく」

 それは可能であるのか、そのことについて書かれています。

頑張っても報われないことは、不思議なことではない

 義務的な考えで仕事に取り組んでいると、残業をするのが当たり前であると考えるようになり、その上、残業は、自分が高く評価されるべきだと思う理由になります。

 しかし実際、残業をするというのは要領が悪い人間であるということでもありますし、嫌なものをハッキリ断ることが出来ない、いつまでにやれば良いのか把握していないといった見方があり、むしろお金を払う側からすれば残業代を出さなければいけないのでマイナスです。

 それに気付かず、残業を繰り返し繰り返しの毎日を送って「これだけ頑張ったのだから出世するだろう」と思っても、なかなか出世出来ない。

 「なぜこんなに頑張っているのに出世出来ないんだ!!」と憤っても、仕方ないのです。他人は自分のことになんか興味を持っていませんし、頑張ったら必ず報われるなんていうことは無いのです。報われない方が多いのです。

 だから、嫌なことを耐えて頑張っても、勝手に良い結果を求めてしまうから、マイナスになりがちなのです。

周りの目を捨てる

 そこで、嫌なことを捨てて好きなことをして生きていくためには、「周りの目」を捨てることが必要です。

  気にする必要はありません。たとえ上司であったり、身内であっても自分の全てに対して責任が取れる訳ではありません。自分の責任は、自分でしか取れないのです。

 だから、もし今日朝になって突然会社を休みたくなっても、何の罪悪感も無く「今日休みます」と報告しても良いのです。

 嫌味を言われるのは自分の勝手な思い込みです。実際自分がいなくても会社は何の影響もなく回るので、誰もいちいち気にしません。

 自分の頭の中から、嫌われたくないという考えを捨て、やりたくないことは自分で全て抱え込まずに人に任せれば良いのです。そうすれば無理にやることも無くなり、自分の時間が増えます。

 人に任せることが出来ない人間は、他人はおろか、自分のことすら信用していません。「頑張らなければ認められない」と、頑張っている自分の姿しか周りに認められないと思っていて、素の自分を信用していないのです。しかも、それは周りにとって迷惑でしかありません。出来ないことを抱え込んでパンクしてしまうと、結果的に周りが損をしてしまい、それこそ嫌な目で見られる羽目になります。

 他人に聞いたり、助けを求める行為は、他人のことを信用していることの表れです。信用しているからこそ分からない所を質問したりすることが出来るのです。見ていて「この人ダメだ」と思った相手には質問もしませんし、助けを求めることも無い。相手を選ぶことは社会人だと経験していることだと思います。

 「素の自分を信用する」これがリラックスして生きる方法です。

ネガティブな言葉、行動は良くない

 やりたくないとはいえ、仮に仕事を辞めてしまうと、辞めた後の生活面での不安の方が大きくなると思うから、辞めるに辞めることが出来ないのだと思います。しかし、世の中、ネガティブな考えや行動をしてしまうと、本当にそうなってしまいます。

 例えば、もうストレスが耐えられなくなって仕事を辞めたり、もしくはリストラに遭うと、「ああ、人生おしまいだ」と思ってしまいがちです。

 すると、本当に人生が苦しくなっていきます。些細なこと等でも腹が立つようになり、他人に攻撃的になることもあります、

 しかし、ここで、「もうどう抵抗しても変わらないから受け入れよう」「新しい道を歩むチャンスだ」と前向きにとらえることで、人生も良い方向に向きます。

 今年野球選手を引退したイチロー氏も、小学生の作文で、「自分はたくさん練習しているのだからプロ野球選手になると思います」と自信に満ちた発言をして、本当にプロ野球選手になりました。

 人生良くしたいのであれば、ポジティブに考えを持っていく。そうすれば行動を起こす意欲も上がったり、自分が打ち込んでいることを続けたりすることが出来ます。そして、運も自分に味方してくれます!!

どんどん人の助けを借りる

 最後に、人の助けはどんどん借りるべきです。

 会社でも、自分の他に多くの人で回しているので成り立っています。漫画や小説でも、作者一人で全て作成している訳ではありません。そこには校閲作業であったり、アシスタントの人がいるから出来るのです。一人で出来ることなんてたかが知れています。

 相手を頼ると、自然と今度は自分が頼られた時に助ける気持ちになります。こうして信頼関係が築かれていくのだと思います。コミュニケーションも取れるので、気持ちも大分楽になると思います。

 この本は、気持ちをスッキリさせたい時に読むと、ストレスが和らぎ、とても効果的なので疲れた人にお勧めです✨

 

 今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。

 最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!!