のんびり読書記録

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【書評】東大生の本棚

 どうも。takaです。今回は、こちらの「東大生の本棚」について書いていきます。


東大生の本棚 「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方

内容

 東大生は本を読む時、どのような本を選び、どのような感じで読み、何を意識して読んだのか、そのことに関することが色々書かれています。

漫画、ライトノベルも馬鹿には出来ない

 この本を読んでまず思ったことはこの見出しですね。「漫画は人生において何の役にもたたない」とか「ライトノベルはオタク、小学生、中学生が読むもの」といった声もありますが、決してそんなことは無いと思います。漫画も現実の世界に沿っていたり、色々と考えさせられる所もあります。

 

 例えば、私はこうの史世氏の作品である「この世界の片隅に」の映画を観て興味を持ち、本屋で原作を見つけたので購入して読んだのですが、この作品は作るにおいて作者が図書館で資料を見て当時の様子を調べたり、実際に話を聞こうと取材を行い、戦時下の国民はどのような生活をしていたのかが現実に沿って書かれていています。

 

 他にもこの作品のテーマは「居場所」で、そのテーマを活かすためには居場所が無くなるのではないか?という状況にしなければならず、夫も義父も義母も優しいのでこれでは居づらい状況が作りにくい。そこで居場所を脅かす存在として嫁いでいった義理の姉・径子を北條家に戻し、彼女の娘・晴美をすずさんがついている状況で死なせることによって径子に激しく責められ、北條家にいることが辛くなるという状況を作ったのではないか?と、話の作り方に関しても考えました。他の作品である「夕凪の街」では被爆者をテーマにして書かれていて、原爆の怖さを伝えています。

東大生は信用度が高い

 次に思ったことが、東大生は世間から信頼される人間だと認識したことです。「社会に出てしまえば学歴なんて関係無い」なんて言いますけど、そんなことは無いです。これを言うのは学歴が無い人の僻みです。

 

 東大といえば、日本の大学の最高峰で、合格するのも難しいです。しかし、そんな大学に受かった、というだけで「この人はすごい人だ」「勉強意欲のある人だ」「この人の言うことなら信頼出来る」といった認識を持ってしまいます。実際、東大生が出すクイズ番組とかテレビでやっているから、その時点で学歴は人生において思いっきり関係あるだろと思います。

 

 この本には東大生が読んだ本が色々載っていますが、どれも「面白そう!!読んでみたい!!」大学生になる前であれば「東大を目指したい」など、東大生に憧れ、勉強意欲が湧いてくる気持ちになります。

 私もこの本を読んだことで、東大生になりたいと思い、一生遊べるお金があれば今すぐチャレンジしてみたいです。そうでなくても定年後受けたいです。自分が60代になった時に定年あるかどうか分かりませんけど。

最後に

 この本の中に出てくる作品は、唸るような視点で、「どのような内容なのか?」「どういった所にフォーカスを当てて読んでいるのか?」書いてあります。読んだことのある作品でも別の視点で捉えたりすることが出来るので、視野が広がります。


東大生の本棚 「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方

 

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