「徒然草」を読んで思ったこと、学んだこと
こんばんは。takaです。今日は寒さが戻って冷え込みました。気温の上下が大きいとまだまだ春を実感出来ないですね・・。私にとっては3月の最後の出勤日が終わって初めて冬が終わり、春が来るって感じですね。職場で人が去ったり、逆に新たな人が来るので、そこで季節の変化を感じます。
徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
本の内容・特徴
この「徒然草」は、鎌倉・南北朝時代の歌人だった吉田兼好が、人間はどのように生き、どのように振舞うのが素晴らしく、もしくは頭が悪くて愚かであるのかについて書かれています。この本は現代文で翻訳されているので内容が分かりやすく、原文も書かれています。
内容の流れとしては、翻訳、説明、原文の順番で書かれています。
人とのコミュニケーションの取り方
頭の良い人は、自分の知っていることに関して、それを自慢げに話さず、ここぞという時に話します。久しぶりに会った相手との会話でも嬉しさのあまり相手にマシンガントークをするなんてこともせず、久しぶりなのでむしろ礼儀をわきまえて遠慮し、相手の話に耳を傾けます。
相手は客がいると落ち着かないので相手の家に行った時も長居しないで、用が済んだらすぐにお暇します。
ここで、人とコミュニケーションを取る際は、お喋りにならないことが大事だということを知りました。
私は他人と一緒に食事をすると、二人だけだと結構口が開いてしまうのですが、これからは口数を減らすことを意識しようと思いました。
大人数の際は戸惑って輪の中に入れないのですが、元々喋るのが苦手なのだから無理に参加したところでいらない言葉を喋って墓穴を掘るだけと会話に参加することは控え、会話を静かに聞くように意識しようと思いました。
仕事のこと以外で何かやることが大事
仕事だけに身を注いでいると、定年退職した後、リストラに遭った場合等の状況で、何をして良いのかが分からなくなってしまいます。そうなってしまえば、これまで自分が仕事で培ったものが全部とは言いませんが崩れてしまいます。しかもこれから先、AIの普及で仕事が無くなるなんていう見方もあるので、仕事だけでなく、自分が好きなことを見つけることが心身共にバランスが取れて人生が豊かになると思いました。
偽善者は良い人間
よく自分のことより人を助ける人を「自分は周りから優しい人間だと思われたい偽善者」という見方がありますが、人のためにどんどん尽くしていけば、いずれ偽善者ではなくなり、本当の良い人間になることが出来ます。
逆に、偽悪者は、本当に悪人になってしまいます。なので、困っている人がいたら、損得は考えず助ける。これは良い人間になるための学びです。
全体的な感想
この本を読んで、自分に当てはまっているような所もあったので心にグサッと来ることがあったのですが、優れた人間はどのような振る舞いをするのかが分かり、自分の行いを顧みる良い機会にもなりました。
この本で学んだことを、実践し、精進していきたいです。
今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。