のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

ジャニーズのアイドルの特色は時代の背景に左右される

歌も歌い、お笑いコント等もこなす、バラエティー系アイドル


SMAPはなぜ解散したのか (SB新書)

 私がSMAPに興味を持ったきっかけは、平成17年、中学二年生の頃で、いつも年末に放送されるミュージックステーションのスーパーライブです。「Triangle」「BANG!BANG!バカンス」を披露していたのですが、その時にこのグループからは一人一人からスーパースターの雰囲気が出ていて、虜になったかのように意識し始め、当時フジテレビの冠番組であったスマスマこと「SMAP×SMAP」を観始めたり、「Triangle」のCDを購入して聴きながら歌って自分もアイドルになった気分に浸ろうとするなど、行動が変わりましたね。

 スマスマのコントでは報道記者イマイのパロディである「報道記者ナマイ」や、他のお笑い芸人のネタをパクる「成り上がり芸人ドス恋パイナポー」とキムタク扮する「マジシャンゼロ」が特に面白くかったです。

時代の背景

 SMAPは1988年4月に結成されましたが、当時は音楽番組が次々に無くなっていったことにより、活躍の場が少なく、バラエティー系を中心に活動していました。しかし、認知度はあまり高くありませんでした。

 そして結成から3年5か月後、ようやく「Can't stop!! LOVING」でCDデビューしたのですが、初登場で2位に終わりました。1位はCHAGE&ASKAの「SAY YES」なのですが、「SAY YES」なら1位が取れなくても仕方が無いということにはならないんですね。2枚目もあまり売れ行きが良くなく、ある日事務所に呼ばれて「お前らはなぜ売れないんだ」と言われたと中居さんがテレビで言っていました。デビュー初期は苦労していたんですね。

 私はSMAPのデビューした日より約3カ月遅く生まれて、存在を知ったのはすでに国民的アイドルになっていた時だったので全然信じられませんでした。

キムタクのブレイク

 しかし、1993年の月9で「あすなろ白書」というドラマでキムタクが出演したことでキムタクの人気が上がり、それに伴ってCDも1位を取ることが出来るようになり、売れるようになっていきます。「Hey Hey おおきに毎度あり」で初めて1位を取りましたけど売り上げ枚数は「$10」から跳ね上がっています。

 そして「ロングバケーション」でキムタクの人気は絶大なものになっていきました。そのような流れからSMAPの人気はキムタクの影響力が大きかったのかなと思います。

音楽番組が無かったからこそ安定した人気を誇った

 このように、SMAPは他のグループに比べると、デビューは華やかなものではありませんでした。しかし、音楽番組が無くなり、コント等をやっていくしかなかった経験が、結果的に安定した人気が出るきっかけにもなったのだと思います。

 たとえスターになっても、人気はいずれ落ち、すぐに新しい人が出てくるという入れ替わりが激しい芸能界の中で、第一線でテレビに出続けるというのはめったに出来ることでもありません。ましてや、大物の芸能人と肩を並べるなんて・・・・・・。

 歌だけでないから、今の時代では、一つだけでなく、色々な肩書きを持っている人が強いと言いますが、まさにSMAPがそれを証明したと思いました。

 

 

 今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。