のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

池上彰氏の本の中では「知る力」を鍛えるのにお勧めの一冊!!

 どうも。takaです。今回の記事では、ジャーナリストである池上彰氏の著書、『わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方』について書いていきます。

 


わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方 (集英社新書)

 

わかりやすいは「わかったつもり」を招く

 「難しいことをわかるようにする」ためにわかりやすい説明をする、聞くという経験があると思います。しかし、わかりやすいは罠を招くことがあります。

 ニュースに関して言えば、政策の説明を聞いて、1つの見方に気を取られて他の見方に気が付かないということがあります。これは自分にとって都合の良い所があったから起こることです。人間は自分にとって都合の良いことを聞けば、それしか頭に入って来なくなり、もうそれ以上追求しようとしません。なのでデメリットにも気付かないままであることも珍しくありません。

 わかりやすい説明は、あくまで相手や自分の頭がスッと入っていきやすいようにするというものなので、わかりやすい説明を聞いて「わかった」と思わないようにして、その後自分で理解を深めていく必要があるのです。

大型書店の魅力

 大型書店というと、本がいっぱいあって混乱するというようなことが起こるかもしれません。しかし、大型書店は品揃えが多く、小さい本屋には在庫が無くて売っていない本が出ているので、行くメリットは大きいです。欲しい本の名前を知っていれば検索機でどこにあるのか分かりますし、「宝の山」だと思ってうろついていると、新しく興味を持ったものに出会えます。私は大型書店に行くと、ビジネス書でも漫画でも小説でも必ずと言っていいほど自分が読んでみたいと思う作品に出会い、元々欲しい本に加えて買っています。

 大型書店は「何か面白いものはないかな?」と思って行くと良いです。

 

通販サイトと書店では評価が違う

 書店では、通販サイトで多く買われているものがそこまで売れていないということがあります。通販サイトを使う理由としては、「出かけるのがしんどい」「書店で買ったら笑われそうで恥ずかしい」といったこともあります。なので、書店の評価と通販サイトでは評価の高い本に違いが出て来ます。

 書店に行くと、売れている本は多くの人の目に留まりやすい位置に置いてあり、小説や漫画でも書店が推している作品もあるので、本を買う時に書店に行くメリットはあります。特に書店員の方が選んだ本は、本のプロが選んでいるので、良い作品に出会えることが多いです。

 なので「通販サイトのレビューで評価が悪いからこの本はダメだ」と思わず、実際の目で判断する方が好ましいです。

「分かったつもり」ではなく、「分かった」と思えるようにするには

 最後に、本やテレビ、スマートフォン等で情報を集めても、「分かった」という段階にはいきません。テレビだと収録している部分しか見ることが出来ないのでこの番組が製作される過程は分からないし、「人柄が良い」とテレビを観て思っても、舞台裏ではそうではないかもしれません。

 理解出来るようにするには、やはり直に知りたいことに触れてみることが必要だと思います。自分の知りたい土地について調べたいのであれば現地に行って直接話を聞きに行く等をして、文化を自分の目で実際見てみます。本で見る情報は違うと思う所もあるので、より多くの情報が入ります。なので実際に触れなければ理解が深まりません。

 本などはあくまで予習的な意味合いで、重要なのは本を読んだ先にあるのだと思います。

 

 この本は、自分が知りたいことを自分のものにしたいと思った時に読むと良いです。ぜひご一読を。


わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方 (集英社新書)

 

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