【書評】戦士の休息
どうも。takaです。今回はこちら、落合博満さんの著書「戦士の休息」について書いていきます。
映画の魅力がたっぷり
こちらの本ではプロ野球で選手時代に三冠王を三回獲得し、引退後は中日の監督を務めた落合博満さんがこれまで観た映画で特に良かったもの等を紹介しています。
落合さんは高校時代、先輩から理不尽なしごきをうけるのが嫌で部活に出ず、学費を使って映画館に入り浸って何本も映画を観ていました。戦争、ハリウッド等、様々な分野の映画を観ていたそうです。
映画は思考力を鍛える上でメリットになる
映画の長所として、映画は約2~3時間の中で視聴者に分かるように作られているため、多くの情報が無駄が少なく盛り込まれています。なので、短い時間で情報を集める時にお勧めです。しかも、本と異なり、映像という要素が加わるのでより頭に入ってきやすいです。
高校時代、この様々なジャンルの映画を何本も観た経験が落合さんの思考を鍛え、プロに入って自分で独自の練習を考えてオレ流を貫くことが出来る礎になったのかなと思いました。
映画はその時代の文化を映す鏡
落合さんは本書で、映画は時代の背景を映す鏡なので、映画を観ればその時代が分かると言っております。特にチャップリンの映画は見なければ損をすると思ったようで知人に勧めたこともあったようです。
この本には昭和に公開されていた映画が多く載っています。読んでいると載っている映画を観たくなっていきます。それだけ落合さんの紹介が上手いです。
この本は映画を観たいけど何が良いのか分からなかったり、平成生まれであるなら自分が生まれる前である昭和はどのような時代だったのか、当時流行っていた映画は何だったのか、そして映画とは何かを知りたい人には絶対参考になると思います。
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