「コンビニ人間」を読んだ感想
ストーリー
この本は、大学生の時にコンビニでアルバイトを始め、その後、18年間コンビニでアルバイトとして働き続けてきた主人公のお話です。
主人公は、小さい頃から普通ではない人間として周りから見られていて、自分でもその通りではないのかと思っていました。アルバイトを始めて、真面目に勤務していて、同僚とも特にいざこざもなく18年間も働き、これが当たり前だと思っていて毎日を過ごしていたのですが、ある日、素行に問題がある男性がアルバイトに入り、ひょんなことから同棲して関わっていくうちに30を超えて就職せず、未だにコンビニでアルバイトをしている自分は普通ではない人間であると指摘され、そこから周りからの目も変わっていきます。
人の悪口は人の心に闇を抱かせる
この本を読んで思ったことは、これまで人間関係などに波風が立たずに生きてきた人間は自分や周りとは違う考えを持っている少数派の人を叩くから少数派の人間の中に不満をぶちまけるような人間が生まれるのではないかということです。
主人公と同棲することになった男性は、これまで周りから誤解され、傷ついてきたトラウマからか、世の中に不満を持っています。
不満を言っていても何も変わらず、虚しいだけだとは思うのですが、叩く人も叩く人で、自分がその人より上だと思っていて、叩く材料を必死で集めたりしていて、読んでいてタチが悪い人達だなあと思いました。他人がどう生きようが関係ないのに。
私自身も中学の頃散々面と向かって叩かれたため、こういったことに強い憤りを感じます。
周りに不満を抱く人間は、他人から色々叩かれたことによって心に傷を負い、その傷が周りへの憎しみへと変わることによって生まれるのかなと思いました。
人の悪口は百害あって一利なし。人は人。自分ではない。ですね。言わない方が幸せに生きることが出来ますね。
まあ、自分も30代でコンビニでアルバイトはさすがに笑えないですけど。実際30代でコンビニでアルバイトなんて絶対嫌です。
感想
この本は、全体的に将来に希望のない言葉ばかりで出て来て、そんな未来、実際だったら嫌だし、生きるのって大変。だから、こうならないように生きようと思いました。
というか、それだけやっているのならコンビニの正社員になれば良いのではないか?その選択は無いのか?とも思いました。
今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。