のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

「書評」冷たい密室と博士たち

 どうも。takaです。今回はこちら、「冷たい密室と博士たち」について書いていきます。


冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM S&Mシリーズ (講談社文庫)

 

内容

 理系作家、森博嗣氏の作品で、大学助教授の犀川創平、女子大生の西之園萌絵の2人のコンビが数々の事件に挑むミステリー小説、S/Mシリーズの2作目です。

 今回の話は低温度実験室で起きた事件です。

 

人生楽しんだもの勝ち

 作中で、犀川助教授が萌絵に「面白ければ良いんだ。面白ければ、無駄遣いではない。子供の砂遊びと同じだよ。面白くなかったら、誰が研究なんてするもんか」と言うシーンがあります。

 

 これが物事に取り組む純粋な理由です。

 

 ビジネス書やブログ、YouTubeでも「自分のやることは何でもお金にしなければダメ」というイメージが出てきますが、決してそんなことは無く、一番大事なのは自分の欲求を満たすことだと思うのです。

 

 YouTubeでも自分の好きなこと、言いたいことを発信している人の方が登録者数が多いと思いますし、ビジネスに関しても、ビル・ゲイツは好きなことに没頭していたことが結果に結び着いたと思います。

 

 なので、「プログラミングが出来れば稼げるようになる」等という声に踊らされてプログラミングスクールに通ったとしても、プログラミングがすごい出来るようになるかと言えば、無理だと思います。

 

 「やらなければいけない」といった気持ちだとプレッシャーがかかってそれが心の負荷につながるので長続きすることは難しく、他にも才能といった要素があるので、人と同じことをすれば上手くいくとは限りません。他の人に比べて優秀でなければいけないのです。

 しかもIT業界は実務経験が大事で、プログラミングスクールで学習したとしても、信頼は低いのです。むしろ未経験者が溢れかえっているという状況になっています。

 

 

 そこで、そのような人達は仕事は適度に、プライベート、趣味を中心にしてゆる~く生きる方が向いているんじゃないかって思います。

 

 別に大金が得られなければいけないっていう訳でもないし、仕事で成功を収めないと刑務所に入れられる訳でも、死ぬ訳でもないのだから、一度自分の心と向き合って、自分にとっての幸せは何か考えてみると良いです。

 仕事のことは忘れて旅行に行ってみるのも良いです。

 

 そういった生き方を楽しんでいる人もいるのだから、安心してもっと気楽に生きましょう。