外山滋比古氏の著書「思考の整理学」は東大、京大で最も読まれた本
どうも。takaです。今回の記事では、2016年度東大、京大生の中で最も読まれていた本である「思考の整理学」について書いていきます。
本の内容
お茶の水女子大学の名誉教授である外山滋比古氏が、学習とは何か?自分の頭の中に入ったことをどう染みこませていくのか?常に色々なことが頭に浮かんでくる人間の脳。そして受動的な学校教育にさらされている中で、どのようにして自分で考えて0から物事を作ることが出来る人間になるためにはについて書かれています。
不要な知識を詰め込んでも意味が無い
多くの知識を身に付けることが色々な物事を考えられるという訳ではありません。人間の脳は限界があり、容量が無くなるとそれまで頭の中に入っていたものが抜けてしまいます。テスト前に勉強をして、その後勉強をしないと勉強したことが忘れてしまったり、他にも、プレーステーションのメモリーカードもセーブ出来るデータ量は限られています。それと同じです。
確かに、知識は考える上で土台にはなりますが、その知識を自分でどう変形させていくのかが重要なのです。なぜなら、記憶に関しては人間よりコンピューターの方が上で、どんなに苦労して知識を集めても絶対に勝てず、これではコンピューターに仕事を奪われてしまいます。なので、藤原和博さんが言っている知っている情報を変形させる力である「情報編集力」が必要になるのです。
情報を集める時は取捨選択をする
何かについて学ぼうとする際、例えば本を読む前に何のために情報を集めようとするのか、そのことについて考えて目的を明確にすると、頭の中が混乱しなくなります。
そして、頭の中に入れるだけでなく、それを言葉にして口に出して言ってみる。これはなかなか難しいことです。頭の中に入ったとしても、それを人に伝えようとする場合、その情報についてそのまま説明したところで伝わるかというと伝わらないことの方が多く、相手が分かるような説明をしなければいけません。なので、その情報の中で必要だと思う部分を抜き出す、つまり「要約」をしていく必要があります。
なので、本を読む時は内容について話すことを前提として読んだ方が入ってくる情報も大きいので、本を読む時はそんな気持ちで読むことをお勧めします。
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