のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

佐藤優氏の「調べる技術 書く技術」を読んだ感想

調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意 (SB新書)

本の内容

 現在作家として、同志社大学、静岡文化芸術大学の客員教授として活動している佐藤優氏が、必要な情報を「調べ」、調べた情報をもとに「書く」一連の知的生産術を1冊にまとめた本です。

基礎知識の重要性

 本書では、仕事をする上で必要とされる知識について書かれています。その中に、自分が今携わっている仕事に関する基礎知識の他に、高校の授業で習った「世界史A・日本史A」「数学Ⅰ・A」があります。歴史は世界情勢を学ぶ上で必要で、数学は物事を論理的に考える力を身に付けるために必要とされています。

 学校で学ぶ教科に関して、「こんなものが将来何の役に立つのか?」と疑問に思う学生もいると思いますが、それは、学校の授業で習った知識を使う仕事に就くためではなく、将来社会に出て仕事をし、色々なことを学ぶことが必要とされるので、それに備えて自分の土台を作るためですね。そう思えばモチベーションも上がります。

 仕事に関する基礎知識を身に付ければ、新しい仕事に取り組む際にも飲み込みが早くなるなど、戸惑うことが少なくなるので心の負荷も軽減されます。

 逆に、仕事に関する基礎や教養を身に付けていなければ、有益な情報に触れることが出来ても十分に活用することが出来ません。

 また、良質の本を見つけるには、池袋にあるジュンク堂書店等、大きい書店の店員に聞くのがお勧めです。書店員は、専門家顔負けの知識を持っていることがあるので、聞いてみると良いです。自分も聞いてみました。

知識を表現につなげる

 知識は自分の頭の中にインプットした後にアウトプットを行うと、記憶に残りやすいです。例えば、本を読んで知ったことを紙に書くこともアウトプットですね。

 その他にも、仕事終わりに今日一日自分が取った行動を振り返って、「無駄な行動は無かったか」等を探していけば、改善点が見つかって、速度向上にも役に立ちますし、この仕事に関することは誰に聞いたのか等、記憶のきっかけにもなるから記憶定着にも良いです。

情報ツールの取捨選択

 良質な情報を身に付けるには、どこで情報を仕入れるかも重要です。

 例えば、Yahooのニュース等の場合は、記事が雑然と羅列されているのでお勧めできず、ウィキペディアも編集可能なので良いとは言い難いです。

 そこで、新聞やNHKのニュースがお勧めです。NHKのニュースはWEBでも観ることが出来るので、外に出た際でもスマートフォンを使えば視聴できます。

 また、自分が仕事で必要とされる情報だけ仕入れるといったことも良いと思います。

 

まとめ

 この本には、必要とされる高校で学ぶ教科の教科書に準ずる本や、スタンフォード大学等、優秀な大学の講義を聴くことが出来る教育アプリ等、通勤時間でも勉強が出来るツールの紹介もあるので現状の状態に満足しておらず、もっと仕事で成果を出したいと思っている人にとっては良いと思います。

 

 今回のお話は以上です。最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!!