うらみちお兄さんはサラリーマンの本音を映し出したキャラクター
どうも。takaです。今回はpixivコミックで人気がある「うらみちお兄さん」についての記事を書いていきます。
ストーリー
実際に教育テレビで放送されている「おかあさんといっしょ」と似ている教育番組で体操のお兄さんを務める表田裏道は、カメラの前ではいつもニッコリ。しかし、カメラが回っていない所だと、笑顔が無くなり、仕事のストレスで疲れた本音の顔が出てきます……
この漫画にはサラリーマンの本音が出ている
サラリーマンというと、朝が来ると「来てしまった……」と落ち込み、お金の為に頭に来ても頭を下げたり、残業をしたり、諦めたくても終わらせてもらえないなど、自分が望んでいる生活でもないことを生活のためにやっている、やらされているというマイナスな感じに捉えられている所があります。
望んでいないことをもっと言うと、参加したくないのに無理矢理参加させられる飲み会、慰安旅行、真冬なのに真夏の格好をして撮影など……
けれども、自分の生活がかかっているから「嫌だ」「やりたくない」とも言えず、手を抜くわけにもいかず、結局文句を言うことはあれど真面目にこなす。
この漫画の中にはサラリーマンが共感出来る台詞が多く、疲れているサラリーマンにお勧めです。
社交辞令の理由が分かる
作中で、一人の子供がみんなと遊ぶのを拒むシーンがあります。うらみちお兄さんは彼を説得しようとするために、「お兄さんもね、全然やる気出ない日ってごく頻繁にあるけど、放っておいてもらえない。それはみんながお兄さんのことを好きだからじゃなくてね、誰か一人が輪を乱すと業務を滞りなく進めることができなくなるからなんだ。明日を生きていくために、そしてできるだけ早く家に帰れるように、ここにいるみんなもこれから協調性を身につけていくんだよ。放っておいてもらえるってすごく幸せなことだったんだなって思う日が必ず来るよ」と言い、その子供は言葉にビビって輪の中に入ろうとしました。
この言葉から、人はなぜ社交辞令をするのかが分かります。それは、自分に面倒事が降りかからないようにするためです。私は中学の頃他人に面と向かって悪口を言われたのですが、歳を重ねていくごとに言われなくなり、なぜか穏やかに接してくるようになりました。自分はてっきり嫌われる人間じゃなくなったのかと思っていたのですが、ただ単に空気を悪くして厄介事にならないようにするためだったのかと思います。
「今度飲みに行こう」なんて言われても全然誘って来ないし、もしかしたら成人したての頃に偶然幼稚園の園長に会って、「今度来て欲しい」と言われて本当に行ったのですが、「本当に来たよこの人……」なんて思っていたのかなと感じます。
人付き合いをするのであれば、本音を隠さず話せる間柄になりたいです。ハッキリ言われる悪口も、陰で言われる悪口も、受ける傷の度合いは同じだし、違うのは悪口を言っているのを知っているか知らないかだけ。職場のコミュニケーションから、どれも社交辞令なんじゃないかと疑って、もう人間不信になりそう……
この本は、働いている大人の苦労が書かれているので予習として大人になる前に読んでおくと良いと思います。
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