のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

「本は読んだらすぐアウトプットする!」でベストセラー著作家の齋藤孝氏が語る読書術


本は読んだらすぐアウトプットする! ―「話す」「伝える力」「書く力」がいっきにつく90の読書の技法

本の内容

 現在明治大学の文学部で教授を務めていて、「声に出して読みたい日本語」、「身体感覚を取り戻す」、「雑談力が上がる話し方」、「すぐ使いこなせる知的な大人の語彙1000」といった多数の著書を書いたベストセラー著作家である齋藤孝氏が、本を読んだ後、どのようにアウトプットをすることで、読んだ本の内容が自分の頭に入っていくのかを説明する、読書術の内容です。

本を読んだらSNS等を使って感想を言う

 本を読んでも内容を忘れてしまうから意味が無い。これが子供の読書離れを招いている要因の一つとも言われています。

 しかし、それは仕方のないこと。記憶力が悪いから、バカだからではなく、人間の脳は忘れるように出来ているからです。学校の勉強と同じです。

 そこで、本で知った情報を脳に定着させるためにインプットをしたら、アウトプットをすることで、読んだだけで終わるより効果があります。

 同じ本を読んだ人が近くにいればその人とその本について語り合えば良いのですが、もし誰もいない場合は、多くの人が使っているTwitter、Facebook等のSNSの出番です。SNSに自分が読んだ本の感想を書いて投稿するのです。

 SNSでは色々な人とコミュニケーションを取ることが出来ます。共通の話題について話すことも出来ます。なので、もし同じ本を読んでいた人がいたら、返事が来る可能性があります。しかも、自分と相手とでは捉え方が違ってくるので自分が知らない、気付かなかったことを話題にします。それを知ることで、その本についての理解がより深まります。

 私もブログだけでなく、SNSでも読んだ本について思ったことを簡潔な内容で投稿するようにしています。毎度毎度ブログで書いていると時間もかかったりするので。

本を買ったら隅から隅まで読む。という発想は捨てる

 読書離れの他の原因として「本を読むのは時間がかかる」もあります。確かに本を一冊真面目に1ページ目から最後のページまで読むと時間がかかります。分厚い本であるならば一日では終わらないです。

 そういう時は「全部理解する必要は無い。自分にとって参考になる所だけピックアップして、その項目を読もう」という発想に変えるのです。そうすることによって本を読む難易度も下がり、読むスピードも速くなります。

 プロ野球に例えれば、どの監督もペナントレース全試合を勝ちにいくようなことはせず、最低何勝すれば優勝出来るかを考え、時に捨て試合も作ります。

 大学入試や資格試験でも100点を取るのではなく合格点を取ることを目指す。本を読むときも同じ発想で良いのです。一言一句丁寧に記憶していく必要はありません。

 ただし、項目を厳選して読むのはハウツー本やビジネス書等であり、小説では使えません。

小説ではどう読むか

 小説の場合だと、始めから終わりまで物語がつながっているので、所々端折って読んでいくと分からなくなります。

 小説を読む場合は、場面を想像する、自分を主人公に置き換える等をして自分を物語の世界にいるように読むのです。

 そうすることによって好奇心が湧いてきてどんどん読むことが出来ます。

 例えば、私はミステリー系小説を読む場合、自分を事件を捜査する刑事だと思い込んで読んでいます。そうすると、非現実的な体験をしている気持ちになり、何だか楽しくなってきます。そのため続きが気になって夢中になって読む。なんてことがあります。

 小説は、いかにして物語に入り、自分の好奇心を引き出すかがポイントだと思います。

 

 この本は時間が無くてあまり本が読めない人や、本をどう読んで良いか分からない人にとっては大変参考になると思います。

 

 今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。

 最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!!