【書評】経理になった君たちへ
どうも。takaです。今回は公認会計士で、Youtuberとしても活動している白井敬祐氏の著書「経理になった君たちへ」の感想です。
内容
経理部に配属された新入社員視点から、会社の経理の仕事内容はどのようなものなのか見ていく本です。
経理の仕事は会社によって違う
SES業界に嫌気が差したのと、ITの才能が無いと自覚して簿記の勉強をし、日商簿記2級を取得して経理職に転職したことをきっかけにこの本を読みました。
経理の仕事といえば、月次、年次処理の他に営業の人が持って来た伝票を処理したり、社員の給与計算、源泉徴収等を想像していたのですが、私が入った会社では、総務部の人が給与計算、源泉徴収をしています。
経理部では子会社ホテルから上がってくる連絡票を見て間違いが無いか確認し、合っていなかったらホテルに問い合わせる。いわばチェックの仕事で、伝票入力等はホテル側の仕事になっています。
中には経理業務全てを会計事務所に委託する所もあるし、会社の経理部といっても会社の規模や親会社なのか子会社なのかで違ってきます。
主人公はバリバリやってて羨ましい。私は売掛金の消込ばかり。2級取って消込ばっかりは無いわ。伝票処理や給与計算やりたかったと嘆いています。
デスクワークばかりではない
経理の仕事といえばデスクワークで黙々と作業しているというイメージがあると思いますが、実際は違います。間違いがあったら原因を聞く必要が出てくるので電話やメールで相手に問い合わせることは日常茶飯事。
私も売掛金の消込をやっていると漏れなく計上されている方が珍しく、必ずと言っていいほどどこかしらに漏れがあってその都度問い合わせ、コミュニケーション力が必要だと実感しています。
経理の仕事の全体を掴みたい。入ったばかりの人にお勧めです。