【書評】かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~
どうも。takaです。今回は、こちら、「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~」についての感想です。
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
内容
大抵のカップルは告白して、告白された相手がOKしたら付き合う関係に至りますが、恋人同士においても力関係が存在し、結婚したら告白した方がずっと尻に敷かれてしまうことにもなり兼ねない。
出典:かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~(ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
全国の天才達が集う秀知院学園の生徒会長・白銀御行と副会長・四宮かぐやは相思相愛の関係なのですが、お互いプライドが高い故になかなか告白できず、時間だけが過ぎていくうちに、「向こうから告白させてやる!!」という考えに変わっていくのですが、そんな考えでもなかなか付き合う関係に至りません。
この作品は、お互いが自分の事が好きであることを証明させるために色々仕掛け、その上で自分が相手のことが好きだと悟られてはいけない。そんなお話です。
キャラクターの名前は「竹取物語」から取っていて、かぐやさんがかぐや姫、白銀君が求婚者の一人である大伴御行です。
かぐや姫は付き合う条件として難題を出し、それをクリアした人と結婚するという話だったので、この作品に置き換えるとかぐやさんは白銀君に付き合う条件として「告白しろ」で、プライドが高い彼にとってこれは難題なのでしょうかね。
天才だけど・・・完璧ではない
白銀君は、学校の試験では常に1位をキープしていて、全国模試でも2位というすごい成績を残しているのですが、なぞなぞが解けない、泳げない、歌が下手(ジャイアン並み)、運動音痴など、弱点が多いです。
ただ、弱点がバレたらこんなこと言われると思い、それが嫌なので必死で努力してその結果、なぞなぞが解けるようになり、何とか回避しています。実際弱点がバレた時のかぐやさんの反応、見てみたいです。本当に「お可愛いこと・・」なんて言うのかな?
かぐやさんもお嬢様育ちであるためか世間の文化に疎かったり、風邪を拗らせると甘えん坊になったり、下ネタでキャラを崩すほど笑うなど、結構抜けて可愛らしい所があります。
まとめ
恋愛ラブコメですが、上に書いた部分や、ナレーション、学校生活あるあるなネタなど、笑いの要素もたっぷりあって好きになりました。
特にナレーションの内容には「へえ~そうだったんだ~初めて知った」と感じるような豆知識もあるので注目しています。
そして、2人の行動が空回りするシーンは、「相手の行動を期待することは無駄なことであり、プライドが高いことは自信の行動を抑えつけてしまうので、何かを成し遂げるためには邪魔でしかないから、目的があるならプライドなんて捨てて自分から動きなさい」と読者に伝えるようにも感じました。
ラブコメでもありますが、お笑いとしても良い作品です。