【書評】腐女子な妹ですみません
どうも。takaです。今回はこちら、「腐女子な妹ですみません(ビーズログ文庫アリス)」の感想です。
男性向けラノベだと、「やっぱり男性は女性がウジャウジャいるのが好きなんだ」とか思われそうでレジに行く時恥ずかしいし、第一ストーリー的に好みではないので、女性向けラノベはどうかな?と思って読んでみました。
ストーリー
腐女子である賀村悠子は、引っ込み思案で、俗に言うリア充とは距離を置いて過ごしていました。
そんなある日、母親が再婚することになり、その相手には息子がいて、しかもその兄は超イケメン。急に身分不相応な兄が出来ることになりました。
しかし、自分が腐女子であることが知れたら気持ち悪がられるかもしれない。なのでそれを兄に隠しながら生活することになります。
趣味は隠さない方が楽
この本を読んで、自分の趣味は、人に隠すと、心理的に辛い所があると思いました。
隠してしまうと、趣味に費やせる時間が減ってしまうので、その分我慢が増えて辛くなると思います。
自分の趣味を打ち明けて特に嫌な反応をされなければ安心出来ますし、仮に嫌な反応されたらその人とは元々気が合わなかったと開き直って距離を置けば良いだけ。
なので、自分の趣味は打ち明けて、同じ趣味を持った人を探していくのが良いと思います。今はSNSで自分の趣味を自由に全世界に発信出来るので、見つけるハードルは低くなっているし、そこから多くの人とつながってやりたいこと、出来ることの幅が膨らむ可能性もあるので、その方が堂々と趣味の話が出来るから人生面白いと感じるのではないでしょうか。
2人の心に変化が……
そんなことで新しい生活が始まったわけですが、兄になった冴草和泉は、この格好良い外見のおかげで外の世界が危険だと思っていて、そのため悠子に対して過保護になってしまいます。
それに我慢出来ず、悠子は和泉に対して面と向かって怒り、それから堂々とした面を見せるようになります。
和泉も悠子と接するうちに、以前は寮から全然出なかったのに外に出るようになり、最終的に退寮して一緒に暮らす選択をします。
2人は出会うことによって、お互いに成長している。
この作品は2人の成長物語であると思いました。
今は3巻まで発売しています。
漫画版もあります。