【書評】人新世の「資本論」
どうも。takaです。今回はこちら、『人新世の「資本論」(集英社新書)』についての感想です。
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本の内容
経済発展のために破壊されていく自然。それを放置していくと気温上昇と自然災害がますますひどくなっていきます。そうなれば熱中症による死者の大幅増加、食料不足等今起こっているコロナ騒動などちっぽけに感じる程の混乱を招き、最悪地球に住めなくなってしまうという未来が待ち受けている。
この本は今の世界に対する警告書です。
綻びはもう出ている
近年では自然災害が起こる頻度が高くなってきているように見受けられます。
長野県では一昨年台風の影響で北陸新幹線が被害を受け、昨年、今年と豪雨で交通網の被害。特に2021年は石油輸送にも影響が出ました。
ここから世界に綻びが出ていることは確かだと考えることが出来ます。
どこかで満足しないといけない
ある程度人が満足出来るレベルに達したら、科学、経済の進化は止めなければいけません。もし止めなければ地球の状態がますます酷くなり、科学、経済の発展に費やした時間、お金が結局無意味なものになってしまいます。
どれだけ文化が発達したとしても、その代償として自然が破壊され、食料が生産出来なくなる。食べ物が無ければ人は生きていけないのに、そうなってしまっても良いのか?
個人的には今の暮らしで十分なので、これで良いのではと思うのですが。
コロナに気を取られてばかりの今の状況にハッと目を覚まさせてくれる作品です。
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