【書評】麻美くんはガチ恋じゃない！
どうも。takaです。今回は、ひととせはるひ氏作「麻美くんはガチ恋じゃない！(B's-LOG COMICS)」について書いていきます。
ストーリー
大学生の皆川麻美は、舞台を中心に活躍している芸能人男性、高良涼の大ファンで、彼のグッズにお金をつぎ込み、ブログ、SNSを更新すればすぐにコメントを送ります。
出典：麻美くんはガチ恋じゃない！ ひととせはるひ（B's-LOG COMICS）
直接交流を持たずとも、本人はそれだけで十分幸せだと思っていました。
しかし実は相手の方も、麻美くんのことを気にかけていて、麻美くんのSNSをチェックしたり、SNSを更新すれば返事が来ることを楽しみに待っています。
ファンと有名人の交流系の作品です。
ファンの願望が体現されている
現実でも、芸能人、スポーツ選手のファンは、「本人と話したい」、「交流を持ちたい」っていう願望は持っていますが、人気の高い存在であればあるほど、ファンはものすごく多くなっていき、本人もファンに感謝し、出来れば懇切丁寧に接したいと思いますが、一人一人に応対するのはさすがに時間が足りず、だからといって一部のファンにだけ特別扱いをしてしまえば他のファンが傷つくので厳しい所があります。
ファン自身も「自分は多くいる中のうちの1人。自分の事は記憶に残らない」と思いつつも、心の中ではそんな願望を諦めきれていない……だからSNSをやっていればリプを送りたいし、交流会があれば目の色変えて応募するのだと思います。
この作品を通じて、好きなものを持っているかどうかで日常が変わっていくことが分かりました。
この作品はBL系なのでBL好きの人に良いと思います。
