どうも。takaです。今回の記事では、最近「ロックマンXアニバーサリーコレクション」をプレイしていることから、この「R20ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークス(カプコンオフィシャルブックス)」を見て思ったことについて話していきます。
R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス (カプコンオフィシャルブックス)
ボリューム満点のイラストの数
この本では、ロックマンシリーズ誕生から、この本の発売日に至るまでのゲームパッケージだったり、製作の裏側、サウンドトラックに載っていたイラストもあったり等、「当時はスーパーファミコンやってたな~」「今では安値で買えるんだよな~」とか、当時プレイした頃を振り返って懐かしさに浸ることが出来ます。
イラストはストーリーでは感じにくい癒しがある
ロックマンXシリーズの場合、ゲームをクリアをしたとしてもストーリー的にはハッピーエンドという流れはほぼ無く、大体虚しい気持ちになります。特に「X4」はクリアしたら逆に辛くなります……
イラスト集では、本編と切り離して見ることが出来るので本編では見られなかった表情だったり、人気のあるキャラクターが描かれているので楽しい気持ちで見ることが出来ます。描かれている回数が多い程認知度が高くて、人気もあるキャラクターなんだとか、群衆だったら自分の好きなキャラクターはどこに描かれているのか探したりとか、色々見方があって面白いです。
例えば自分の場合、ネットに投稿されているイラストも含めて、「女性キャラクターだとアイリスが特に多いな。他の女性キャラクターと数を比較してみよう」とか思いながら見ています。
1つ1つのイラスト作品に「愛」がある
そして最後に、総じて思ったことは、全てのイラストに描いた人の「作品に対する愛」が込められているということです。
数多くのキャラクターの中で、そのキャラクターのイラストを描くというのは本当にこのキャラクターのことが好きなんだとか、眺めていてほっこりした気分になります。ファンが描いたイラストも含めて、描かれたイラスト1つ1つに命が吹き込まれていて素敵だと思います。
アイリスはなぜゼロと戦ったのか?
ちょっとここで、アイリスについて考えてみました。
アイリスは、ロックマンX4に出てくるキャラクターで、シリーズでは初の女性キャラクターです。
ゼロに好意を持っていましたが、ゼロが兄であるカーネルを倒したために復讐としてゼロと戦って死んでしまった悲劇のヒロインという位置づけです。
作中でアイリスはゼロに兄と戦わないように言っていました。ムービーで「二人が戦えばどちらかが……」と発言している辺り、ゼロが負けるのも嫌だと思っている所が分かります。ゼロもアイリスの意を汲み、宇宙空港でカーネルと対峙した際は戦いたくないと言って戦闘は回避するようにしていました。
しかし、カーネルは自分の信念を曲げずに戦いを挑み、ゼロもカーネルを倒さざるを得なくなってしまい、結果的にゼロはカーネルを倒します。
これを知ったアイリスは、ゼロの前から姿を消し、ファイナルウェポンでカーネルのデータを回収して自分に取り込み、兄の仇討ちでゼロと戦います。
そしてゼロはアイリスを倒すしかなくなり、アイリスを倒します。そして死に際に「レプリロイドだけの世界をゼロと共に生きてみたかった」という言葉を残します。それに対してゼロは、レプリロイドだけの世界なんて幻だときっぱり否定します。
ここで思ったことは、アイリスがゼロと戦ったのは、本当は兄の仇討ちではなかったのではないかということです。ゼロは自分が共感していたレプリロイドだけの世界というものに共感しないので、ゼロに自分の思いが伝わることは無い。それならば兄の仇としてゼロと戦い、死ぬことを選んだのではないかと思います。
この本はロックマンファンにとって満足出来ると思いますので、ロックマンが好きな人にはお勧めです。