のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

【書評】ストーリーでわかる! はじめての将棋ナビ☆

 どうも。takaです。今回はこちら、「ストーリーでわかる! はじめての将棋ナビ☆」について触れていきたいと思います。

本の内容

 1991年、1992年と女流アマ将棋名人戦で連続優勝を果たしてプロデビューし、NHK杯将棋トーナメント等、テレビ番組でも司会を務め、引退後は子供への将棋普及活動を行っている中倉彰子氏の監修で、将棋のルール、戦い方、プロ棋士の一日等を分かりやすく書かれています。

 構成としては、これまで将棋を知らなかった小学5年生の少女を主人公としたストーリーと将棋の説明を変わりばんこに進めていく感じです。

感想

[1]将棋のルール自体は難しくない

 将棋は、頭の良い人がやるものだと思いがちかもしれません。しかし、それは自分がやったことがないからそう感じるだけなのです。

 誰でも初めの頃はルールを覚えることから初めて、繰り返していくうちに覚えていったのです。

 私は、小学三年生の頃にこちらのゲームで初めて将棋に触れました。


最強 羽生将棋

 こちらのゲームで駒の動かし方はそれほど苦労することなく覚えたのですが、どのようにすれば勝ちになるかは分かりませんでした。相手の王を取れば勝ちと言われても、全然しっくりきませんでした。

 コンピューターと対局していくうちに、負けると、「詰みです」と表示され、どういう意味なのか確認してみると、どんな手を打っても自分の玉は取られる状況でした。

 それで初めて将棋は相手の王が逃げられないようにすれば勝ちになるのだと分かりました。

[2]ルールを覚えてからが難しい

 しかし、ルールは分かっても、対局しても勝てず、あっさり角を取られ、龍を作られてしまう等、ひどい有様でした。

 そこで求められるのが「先を読む力」です。自分の一手が今の状況で見れば駒損だけど、後で取り返すことが出来る、相手が何を狙っているのか先読みし、防ぐ。そういった客観的思考が将棋には必要で、それが無いと強くなることが出来ないと痛感しました。

[3]将棋は脳に良い効果を与える

 人間、新しいことをやるからには「完璧に出来るようにならなければならない」と考えてしまうことがあります。そういった考えが、新しい物事に挑戦する意欲を奪っているように思います。

 しかし、実際は、プロを目指すのでなければそんな必要は無く、趣味として嗜むだけでも全然良いのです。確かに良い結果が出ないと嫌な気分になりますが、思ったように伸びなくても無駄にはなりません。羽生善治氏も将棋をやると思考力が上がり、相乗効果で学力が伸びると言っているので、将棋をやることは自分の脳にもいい影響を与えるのです。

 なので、将棋は興味があったらぜひお勧めします。

 

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