のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

【書評】疾風ロンド

こんばんは。今回もお勧めの本を紹介していきます。

 

今回ご紹介する本は、東野圭吾氏の「疾風ロンド(実業之日本社文庫)」です。

 


疾風ロンド (実業之日本社文庫)

 

ストーリー

 スキー場に放っておくと大惨事になる強力な、2001年辺りに有名になった炭疽菌を改良した生物兵器を埋めた犯人が事故で亡くなり、どこに埋めてあるのか手掛かりが無い状況の中、大学の主任研究員、栗林和幸が息子と共にスキー場に乗り込み、生物兵器が埋められている場所を探していくストーリーです。

 

 この作品は2016年に映画化されたことで存在を知り、 映画を見る前に買ったのですが、映画を観てから読んでみようと映画を観るまで温めていました。

 

スキーが下手なのに親近感が湧いた

 スキーで滑りながら散策していくのですが、和幸はスキーの腕前がひどく、なかなか思ったように移動出来ません。

 しかも、途中で怪我をしてしまい、代わりにスキー場のパトロール隊員とスノーボード選手が探す流れになります。

 それを見て、すごい親近感が湧きました。

 

 私も中学1年生の頃、冬にスキー合宿に行ったことがあるのですが、レッスンを受けてもなかなか停止することが出来ず、周りは出来るようになっているのに対して自分は転んでばかりで全然上達せず、最終的にインストラクターの人に後ろからヒモを付けられて滑ることになり、それを一緒に来た人達に笑われ、すごく傷付き、惨めな思いをしました。

 

 熱くなるミステリー

 そして映画を観た後早速読み始め、コミカルな面が結構あった映画と違ってほぼシリアスな感じで、何か読んでいて熱くなってきました。スキー場がどこにあるのかを特定するまでに息子の周りの人達が協力するというプロセスが特に興奮しました。

 

 この本は内容が面白くてしばらく通勤時にしばらく持ち歩き、5回くらい読み返しました。

 

 映画を観てからだと自分が阿部寛さんになった感じで読めますので、映画を観てから読むのも良いです。


疾風ロンド (実業之日本社文庫)