のんびり読書記録

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【書評】まじめ系クズの日常

 今回は、月間少年マガジンの連載作品、「まじめ系クズの日常」についての感想を述べていきたいと思います。


まじめ系クズの日常

ストーリー

 この作品の主人公、真島九澄は一見真面目な優等生に見えますが、実際は真面目の皮を被ったクズ人間で、常に楽をすることを考えて日常を送っている毎日。そんな彼の周りに個性的な面々が集まっていき、騒がしい日常の学校生活が描かれています。

まじめ系クズの特徴

 まじめ系クズとは、一見優等生に見えますが、内心は不真面目でサボって楽をしようと考えている人達です。例えば体育の授業でサッカーゴールを動かす時、複数の人間が一緒になって運びます。そこで、まじめ系クズと呼ばれる人は、積極的に運ぶ人達の輪の中に入るものの、実際は力を入れず、手を添えているだけだったり、少し手を浮かせていたりします。掃除の際も雑巾がけをする際は雑巾を水で濡らさず、乾拭きで雑巾がけをします。授業中も真面目にノートを取っていると見せかけて落書きをしていたり・・。周りの人は彼らが手を抜いているということに気付かないので、彼らのことを「働き者」、「協調性がある人」と思い込んでしまいます。良く言えば、「要領が良い人達」、悪く言えば「狡猾」でしょうかね。

自分の学生時代と比較してみた

 学校内における私の学生時代の振る舞いとこの主人公の振る舞いを比較すると、私は要領が悪い方で、器用な生き方はしていなかったですね。

 高校時代は文化祭に関しても協力して「みんなで文化祭を盛り上げていこうぜ!!」……なんて気はサラサラ無く、露骨に協力しようとしない態度を見せて出欠だけ取って帰っていたし、修学旅行に関しても全然喋らない仲の良くない人と一緒に寝泊まりするのは嫌だから行かなかったし(中学の頃は新幹線に乗りたかったから行きましたが、京都に着いたらもう帰りたかったし、金閣寺や二条城には興味が無かったので自分一人だけ周りをブラブラしたかったです)、体育祭も欠席していました。そもそも私みたいに友達がいない人にとっては修学旅行なんてまさに地獄ですし。

 高校の頃は基本的に自暴自棄になっていたので周りが怖くなかった。だからこんな行動が取れました。中学の頃は真面目に行事に出ていましたが、あくまでバレると面倒だし、退屈凌ぎとして手を抜かずに真面目に取り組みました。

 総合的に判断して、私はまじめ系クズとは違って嫌なことはハッキリ嫌だと言う方なので、違うかなと思いました。高校時代でも掃除に関してはやらなければその分帰る時間が遅くなるので取り組みましたし、やらないと自分にとって不利益だったり、やりたいことであるならば必死でやる。やりたくないことは手を抜くどころかやらないということをはっきりしようと意識しています。ちなみに、今は働いているので嫌なことでもしっかりやっています。

感想

 この作品は、まじめ系クズが面倒事を乗り切るための技が書いてあったり、学校生活で、「ああ、こういうのあったわー」、「自分もこれやってたわー」とか思う所もあるので大人であれば自分達の学生時代を思い出したりするし、現役の学生であれば今現在の学校生活の内容と重なったりすると思うのでとても面白い日常系作品です。学園漫画とか好きな人は良いと思います。

 

 今回のお話は以上です。もしよろしければ他の記事もご閲覧お願い致します。

  最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。