のんびり読書記録

自分がこれまで読んだ漫画、小説、ビジネス書等、マイペースにのんびりと書いていきます。

【書評】乗務員室からみたJR 英語車掌の本当にあった鉄道打ち明け話

 どうも。takaです。今回はJR東日本で車掌を務め、現在は「英語車掌」として鉄道業界で活躍している関大地氏の著書「乗務員室からみたJR 英語車掌の本当にあった鉄道打ち明け話」の感想です。

本の内容

 著者のJRでの勤務経験から学んだ駅員の仕事内容、勤務形態、苦労話等、将来鉄道関連の仕事に就きたいと思っている人や鉄道ファンにとって色々気になる部分が書かれています。

駅のホームは想像以上に危険

 駅員さんがなぜ黄色い線の内側を歩くように呼び掛けるのか、歩きスマホを止めるよう呼び掛けるのか、これは乗客の方が思っている以上に危険だからです。


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 例えば、通過列車が駅のホームを通過する際、速ければ速いほど風圧が凄まじく、その風圧によって線路側に引き込まれてしまう恐れがあるのです。乗客からすれば「さすがに電車には触れないだろう」と思っているかもしれませんが、それは間違いなのです。

  だから駅員さんはうるさいと思われるほど注意するのです。

車掌も人間

 電車に乗って前面、後面を見ていると、電車に向かって子供が手を振って、車掌も手を振り返している光景を見たことはありますか?

 あれは安全、乗客、時間等、あらゆることに気を遣って精神的に辛いことが多い車掌にとってモチベーションを保てる大変ありがたいようです。

 感謝されている、愛されているのが心に染みてくるんでしょうね。

乗客もマナーを守って電車に乗ろう

 鉄道ダイヤは1人の勝手な行動1つでダイヤが乱れることがあります。ダイヤが乱れたら多くの乗客が迷惑をこうむることになる。駅員さんは乗客に迷惑がかからないよう、最大限の努力をしてダイヤを守っているのです。そのことを忘れないで下さい。

 だから踏切の直前横断は絶対にしてはいけません。

 通勤ラッシュ時の大変さも書いてあるので鉄道ファンだけでなく、通勤通学で電車を利用している人にもお勧めです。ゆとりある行動を意識するようになるでしょう。