【書評】藤井聡太 天才はいかに生まれたか
どうも。takaです。今回は「藤井聡太 天才はいかに生まれたか(NHK出版新書 532)」について書いていきたいと思います。
本の内容
将棋の公式戦で前人未到の29連勝を成し遂げ、将棋界に名を轟かせたプロ棋士、藤井聡太氏の生い立ち等、藤井聡太氏について書かれている本です。
すごい結果を出す人の特徴とは?
藤井氏の性格の特徴として、非常に負けず嫌いの性格だそうです。
負けると勝つまで辞めなかったり、将棋で負けると泣いたみたいです。
他にも、好きな教科として数学を挙げています。数学は論理力が試されるので、数学によって培われた論理力が将棋に活かされたのかなと思います。
あと、短距離も速かったそうです。数学が出来る、短距離が速い。この二つは学生時代自分が最も欲しがっていた能力だったから羨ましいと思いました。
ただし、藤井さんも最初の方は強くなく、勝ちも多いけど負けも少なくありません。天才なのかそうでないのかは始めてからどれくらい伸びるのかが分け目なのでしょうか?
何年もやって大成するパターンもありますが、少なくとも天才というのは最初から出来る人ではないのだと思いました。誰でもスタートは同じ状態なのです。
他のプロ棋士の話も出てきて、振り飛車、居飛車とはどんな戦法か?など、将棋の戦略についてのことも書いてあって将棋の参考にもなりました。
藤井氏は目標を見て、一番上の段位をなるではなく超えると書いてあり、プロ野球、メジャーリーグですごい結果を残したイチローさんと似ているようなことを言っていると思いました。
イチローさんも小学校の卒業文集でプロ野球選手になりたいではなくなれると思うと書いていました。共通の点として、二人共自信に満ち溢れていて、先を見ています。それだけ物事に没頭していたのだと思います。イチローさんも「365日中360日激しい練習をしている」と言っていました。
読書も好きで、読んだ本には百田尚樹氏の「海賊と呼ばれた男」とか読んでいたみたいです。自分は小説読んだの成人になる前後だったので、これもすごいと思いました。
こういったすごい成果を出す人は大概読書家なのだと思います。逆に本を読まない人ですごい成果を出すというのは耳にしませんね。
この本を通じて、すごい結果を出す人の特徴が「没頭出来る、負けず嫌い、自信家」であるのだと思いました。
将棋に興味がある人にお勧めです。